今月18日、歌手のASKAさんが突如ブログを開設し、話題となっています。
2014年5月に覚せい剤所持と使用の容疑で逮捕され、その後の裁判で有罪判決を受けたASKAさん。現在は執行猶予期間中で、月に1度の通院を続けている状態だそうです。

ブログのタイトルは『aska_burnishstone’s diary』。
一体何を語る気なのかと思いきや、なんと過去の薬物使用のことや回復中の現在の生活についてを赤裸々に綴られているのです。
実はそこには、彼が抱くある思いが隠されていました。
全てを受け入れる覚悟
社会に戻るための”第一歩”と、個人でのブログを開始したAKSAさん。
しかも、ブログのコメント欄を全て解放!
これには「待っていましたよ」「応援しています」という、彼の復帰を心待ちにしていたファンからのコメントが多く寄せられる中、やはり事件のこともあってか「頭おかしいんじゃないの」「なんやねんこいつ」といった中傷のコメントもチラホラ。
知人からは”ブログのコメント欄は閉ざしておいたほうが良い”とアドバイスを受けていたそうですが、「全てを受け入れる覚悟ができたから」と、コメント欄を解放する決意をされたのだそうです。

出典 http://www.amazon.co.jp
顔を伏せていては、何も始まらないと考えました。
(中略)
後は、足を踏み出すだけです。
一歩踏み出すと、当然向かい風が頬に当たります。
そこで躊躇するのは、二歩目の勇気が備わっていないからです。二歩目の次は三歩めです。
この実感を味わいたい。試したい。後は、何があっても怯まない。
第一歩目が、このブログだったのでしょう。
出典 http://aska-burnishstone.hatenablog.com
友人アーティストたちからは、「ブログを始めるのだったら、コメントは受け付けない方が良いよ」と、アドバイスを受けていました。しかし、僕は敢えてコメントを受け付けました。いいじゃないですか。いろんな意見があって。
出典 http://aska-burnishstone.hatenablog.com
温かい励ましのコメントは、沈んでいた僕の心に勇気と活力をくれます。
(中略)
厳しい意見に、目を背けるつもりはありません。そのための全解放コメント欄です。胸に突き刺さるものもありますが、覚悟というものはそのために用意されています。
出典 http://aska-burnishstone.hatenablog.com
肯定も否定も、すべて受け入れ「それでも僕は」という姿勢で、文字を綴っています。
出典 http://aska-burnishstone.hatenablog.com
中傷にも負けないという、ASKAさんの強い思いが伝わってきますね。
覚せい剤の使用や、現在の治療について
ASKAさんといえば、逮捕時には「致死量に値するほど」とも報道された覚せい剤への依存を気にされる方も多いかと思います。
ブログでは過去の薬物使用についても振り返り(実際にはごく少量の使用であったと語っています)、回復中である現在は禁断症状もなく毎日を過ごせていると報告していますが、「目の前にそれ(覚せい剤)が出てきた時にはどうなるか・・・」と、一生続けなければならない薬物との闘いについての不安も綴りました。
僕には、欲求も障害もありません。ただ、「目の前にそれが出てきた時には、どうなるかわからない」という、気持ちになることを知っておかなくてはなりません。
いや、一度、8ヶ月止めていたにも関わらず、それを回避できなかった事実がありますからね。あの時のような気持ち、行動が、それなのでしょう。
出典 http://aska-burnishstone.hatenablog.com

音楽に対する熱い思い
執行猶予期間中も作詞を続けていたというASKAさん。その作品数はなんと130以上にもなるそう。ブログではそんな詩も紹介し、中には「涙が止まらなかった」というコメントが殺到するような作品も!
ファンからは早くも音楽活動再開を願う声が多く寄せられています。
執行猶予期間中は社会的コンプライアンスの問題もあり、ライブを行ったりCDをリリースしたりということは叶わないそうですが、ASKAさん自身が1日でも早くファンの前に復帰することを夢見ている様子が伝わってきます。
最大のアーティストプロモーションは、行き着くところライブです。
出典 http://aska-burnishstone.hatenablog.com
早く、みなさんと空間を共有したい。強く望んでいることです。その時の第一声は、もう決めています。
出典 http://aska-burnishstone.hatenablog.com
「曲を聴かせろ」というコメントが多いですが、僕にとっても、「望むところだ」という心境です。
出典 http://aska-burnishstone.hatenablog.com
僕は、音楽が大好きです。そのための労力は、労力と感じません。
出典 http://aska-burnishstone.hatenablog.com
音楽の話題になると、一際明るく前向きになっているように見受けられるASKAさん。
音楽への変わらない思いがあることを知ったファンからは「いつまでも待っています」「少しずつでいい。その信念に従って前に進み続けてください」といった、多くのエールが寄せられました。

Chageさんに対しては・・・
2009年に『CHAGE & ASKA』の無期限活動休止を発表するまで、実に30年もの長きにわたり、活動を共にしてきた歌手のChageさんに送ったというメールの内容も紹介しました。
メールでは、
「オマエが活動していることは嬉しい。心から応援している」
と、送りました。
アイツはアイツで、今、自分の立ち位置、活動をセルフプロデュースしています。これは、僕がどうのこうの言うことではありません。ただ、ソロ活動の景色が大きくズレてしまったことは感じています。しかし、それはアイツが考えること。僕は、見守ることしかできません。奇しくも、ブログを始めた日が、CHAGE(*)のテレビ出演だったことは、みなさんのコメントで知りました。
頑張れCHAGE。負けるな自分。という気持ちでしょうか。
出典 http://aska-burnishstone.hatenablog.com
(*)2009年、アーティスト名をChageに変更しています。

出典 http://www.amazon.co.jp
さらに、隔離病棟に入院していた際のストレスのせいで頭頂部がすっかり禿げてしまい、まるでザビエルのようになってしまっているという現在のASKAさん。
「哀しい」「恐怖」と今の心境を語りつつも、「CHAGEは良いんです。似合ってますし。」とChageさんの髪型を引き合いに出すなど、二人の関係が今でも良好なものであることを感じさせました。
僕は4ヶ月の隔離病棟生活の中で、何と髪の毛ががっつり抜けてしまいました。シャワー上がりに、鏡に向かうと頭皮がスケスケに見えてしまうんです。特に、頭頂は激しく、フランシスコ・ザビエルのようになってしまいました。
もう、このままこのようになっていくのかと思うと、哀しくなりました。
(中略)
CHAGEは良いんです。似合っていますし、しぶとく残っているどころか、増えていますから。
僕は、似合わないんです。これで、ラブソングを歌えるのだろうかと・・。
恐怖を覚えました。とにかく指に触れる感触がつるつるなのですから。
出典 http://aska-burnishstone.hatenablog.com
現在はストレスからも解放されて、少しずつ髪の毛が生えてきているそうです。
よかったですね。
自分に与えられた使命
「薬物からは一生抜け出せない」という報道に対し、薬物使用の防止にはなっても、現在薬物から抜け出そうと闘っている人には何の希望も与えないと語るASKAさん。
そのためにも、「自らが立派に社会復帰を果たし、彼らの希望にならなければ」という思いを強く抱いているのだそうです。
再犯率が高いことばかりに着眼し、立ち直った人たちのことは書きません。
薬物治療施設「ダルク」でも、みんな笑顔で苦しんでます。
僕は、そんな人たちの希望にならなければと考えています。
出典 http://aska-burnishstone.hatenablog.com
ASKAさんだからこそ気付けたこの思いが、今の彼の原動力となっているのが痛いほど伝わってきます。

毎日平均3回というハイペースで更新されているブログには、毎回数百件というコメントが寄せられるなど、ASKAさんの人気が健在であることを伺わせます。また、日に日に増えるアクセス数にも「嬉しいか?もちろん」と、やりがいを感じている様子です。
