
ファッション界のオスカー賞といわれる、「CFDA」(アメリカファッションデザイナー協議会)ファッションアワードの授賞式が6月6日ニューヨークで開催されました。
今回の「ファッション・アイコン賞」を受賞したのは女性の憧れビヨンセ。
カッコイイ女性・強い女性の代名詞ともいわれるようになり世の女性の憧れの的になったビヨンセですが、その強さはビヨンセのドレスを作り続けてくれた母の支えがあったから。デビュー当時受けた黒人差別を乗り越えたスピーチが今、世界で話題になっています。
2016 CFDA Fashion Awards: Beyoncé Receives Fashion Icon Award
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ピンストライプ柄のジバンシーのスーツで登場したビヨンセ。デビュー当時、母親であるティナさんがハイブランドのショールームを何軒も周り衣装を探してくれたものの「黒人」という理由で着用を断られた過去を告白。そこで、母親の手作り衣装を纏うことで誰よりも強くなれたと語り大きな反響を呼びました。

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会場には旦那さんのジェイ・Zさん

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娘さんの姿も。
今回は、家族に見守れながら語るビヨンセのデビュー当時の苦悩とファッションへかける想い、そして大きな愛情で彼女を強く育ててくれた母親への感謝のスピーチをご紹介します。
デスティニーズ・チャイルドのメンバーとしてデビューした駆け出しのころハイブランドは田舎者の曲線のある黒人4人に洋服の提供を拒否しました。
私たち4人もデザイナーズブランドのドレスやオートクチュール高い洋服を買うお金はありませんでした。
そんなとき、祖母が母にしたように、母も私たちの夢を応援してくれました。母の才能と創造力が私達に夢の続きを見せてくれたのです。
母と亡き叔父は私たちの衣装を作り、クリスタルやパールを縫い付け、本当に細部にわたるでティールまでこだわり作ってくれました。
彼らの作ったそのドレスを身にまとった時、私は鎧を着けたように強くなったんです。そのドレスを着てステージに立つと何も怖いものはありませんでした。
どの有名ブランドのものとは比べものにならないパワーと愛情と価値があったのです。
高校を卒業する時に着たプロムのドレス、私のウェディングドレス、最初のCFDAアワードもグラミー賞も数えればきりがないのですが、すべて母のデザインしたドレスでした。
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私が尊敬し素晴らしく美しい母。彼女は今夜、この会場に来ています。お母さん、おじさん、おばあちゃん、ありがとう。彼女達はいつも全力を尽くしてくれました。
そして、どんな有名なブランドのドレスを着ても何より美しくなければいけないのは内面だということを教えてくれたのはあなた達です。
否定をしてはいけないということを教えてくれてありがとう。
人生のリスクを恐れず一生懸命生きることを教えてくれてありがとう
私にとっての真のパワーの源でした。ファッションにはそういう力があります。自分自身のアイデンティティを発見させてくれるツールなのです。
これまで着てきた全ての服は流行を超越した私たちの大切な思い出がつまったタイムカプセルなのです。
そして、今、わたしは努力することで思い通りの人生を歩んでいます。そのすべてを教えてくれたのは彼らでした。心からの感謝と愛を贈ります。
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全てのファッションデザイナーたちにも私は感謝の気持ちを伝えたい。
ファッションデザイナーの皆さんは、悩める私たちを助けてくれる妖精で、マジシャンで、彫刻家で、時にはセラピストです。皆さんは特別な力を持っている。
あなたたちには認識を変える力、人にインスピレーションや自信を与える力があります。
私たちが内に秘める欠点、美しさ、そして強さに気付く方法を教える力をも持っているのです。
ファッションには、私たち一人ひとりの本当の美しさや強さを、表現させてくれる力あるのです。魂には色も形もありません。その魂を益々輝かせてくれる。そんな力があるのです。
この素晴らしい賞を本当にどうもありがとうございます。
神の祝福がありますように。
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ファッションは自分自身のアイデンティティを発見するルーツだと語るビヨンセ。信念を持ち諦めずに自分の足で一歩一歩確実に前へ進んできた彼女だからこそできるスピーチ。
そして、その彼女を支え続ける心温かいファミリーの愛には思わず涙が溢れたとの声も多数上がっています。

出典 http://gqjapan.jp
ビヨンセが世の中の女性の憧れの的になるのも頷けるスピーチ。彼女の内面の美しさに憧れずにはいられません。
