イギリス大手の出会い系サイト「Match.com」。近年、出会い系サイトというと犯罪リスクが高く日本でも何かと事件になっていますが、イギリスの「出会い系サイト」は多少のリスクはあるものの、ほとんどが「真剣に相手を見つけたい」時に利用するサイト。
筆者の知り合いも数人、この出会い系サイトでパートナーと出会い結婚しました。そんな大手のサイトがこのほど女性から猛批判を受ける事態に。
広告に使用されたポスター

出典 https://twitter.com
今回Match.comは、そばかすに赤毛の女性をモデルにして「あなたの欠点をあなたが嫌いでも、誰かがきっと好きになってくれるはず。」といったキャッチコピーで広告を出しました。
これに対し、「赤毛やそばかすは欠点じゃない。ただの肌の状態!」と批判が殺到したのです。そばかすは、色が透き通るほど白い白人によくできる色素沈着の状態で、年齢と共に薄くなり消えていくことも多いのですが、明らかに自然な肌の状態。
そして、白人の間で何かと侮辱を受ける赤毛はジンジャーヘアと呼ばれていて、その名の通り明るいオレンジ色の髪の色。筆者から見ると自然のジンジャーヘアの人は白い肌に映えて本当に美しいと思うのですが、イギリスでは苛めの対象になったりしてきました。

特に男性は「ジンジャーヘア=弱い」というレッテルを貼られ差別や侮辱を受けることもしばしば。最近になりようやく女性の間では「ジンジャーヘアはおしゃれ」という考えが普及し、自然のジンジャーヘアではない人でもジンジャーカラーに染めたりする人も出てきました。
そんな中の、このMatch.comの女性を侮蔑するような容姿にレッテルを貼った広告はまぁ、批判を受けるのは当然でしょう。容姿で人を判断することは違法とさえしているイギリスで、サイト側は「誰にでも恋愛のチャンスはある!」ということを伝えたかたのでしょうが明らかにその方法がまずかったようです。
サイト側は謝罪

出典 https://twitter.com
このポスターがSNSで猛批判されたために、Match.com側は「私たちはそばかすや赤毛を美しいと思っています。でも中にはそう思わない人もいるために、そういう人たちへ他人と違う特徴を持った部分が決して欠点ではない、ということを主張したかったのです。」と発表。意図が伝わらなかったことを謝罪しました。
Match.comの広告担当者は、今後、同社のPRには十分な配慮をするようにしたいと述べ「できるだけ素早くポスターの回収に努めます」ともコメント。

![]()
サイト側の意図とは違う反応が巻き起こり今回の批判騒動となってしまったのですが、確かに容姿の特徴である「そばかすや赤毛」は、人によっては「とても魅力的」「みっともない」と意見が分かれます。
だからこそ、デリケートな問題としてサイト側も広告に取り上げるべきではなかったのでしょう。「欠点を愛する」ということは大切、でもそれを欠点と思わない人からすれば単なる侮辱でしかないのです。
容姿での判断、女性蔑視など繊細な問題に敏感なイギリス。SNSが蔓延している現代社会では、こうしたことに企業側も十分注意を払う必要があるといえるでしょう。
