
熊本の被災地に支援物資が続々と届けられています。食べ物も一時に比べると、被災者の方の手に渡るようになってきているのですが、Twitterを見てみると“避難所間の差”が浮き彫りになってきているのです。
被災者の方のツイートをいくつか紹介しますので、ご覧下さい。
避難所で何が起きている?
僕がいる場所は明るく、設備も物資も潤沢にある。けど、昨晩こちらの警備員さんが北区の避難所から戻ってきて話してたのがそう。「日本とは思えない光景でした。お弁当に付いてるソースを吸ってる人がいるんです。夜中に配給が届いても数もないし賞味期限間近で夜中に放送が流れる。続く
— こうぞう (@kouzou1982) April 21, 2016
「三時間で賞味期限が切れますので、欲しい方は取りに来てくださいと。でも、数も足りないし夜中だし、みんな遠慮して取りに行かないんですよ。」と。
そして今日、昨晩聞いたその避難所は崖崩れで避難所閉鎖になったそう。
早く隅々まで支援が届きますように。
まだまだ今から。— こうぞう (@kouzou1982) April 21, 2016
避難所によっては物資が届いてない場所もあるのです。また、届いても夜中であったりするため、みんな遠慮しがちとのこと。
さらに、土砂崩れなどで避難所が閉鎖になってしまうケースもあり、被災者の方の中には避難所を転々とせざるを得ない方もいらっしゃいます。
報道が集まってるような避難所は物資も何もかも整ってる!でもその他の避難所はまだまだ食べるものがきちんと配給されていない!報道はそんな事を報道しない、馬鹿のように大きな避難所のレポートしかしない!
— 伊勢志摩 (@cb400vrs) April 21, 2016
物資が行き渡っている避難所ばかりを報道すると、支援する側の方が「あ、大丈夫なら物資送らなくていいや」と誤解してしまう可能性もあるのでは?
足りていない避難所の存在も伝えなければ、今後物資が足らなくなる可能性が出てきますよね。
@K_Onishi
初めましてokadaと言います。
熊本市内の避難所で発達障害者またその家族に対する対応がとても酷い。障害者差別解消法が施行され。厚生労働省からの通達も無視。避難所での物資配給等、列に並ぶ事が出来ない障害者に対して
差別的な対応をされました。— j okada (@ZG3vgWbz23TXDMs) April 21, 2016
避難所にいても、列に並ぶことが困難な方もいます。障害のある方だけでなく、ご高齢の方も長時間立って列に並ぶのが難しいのでは?
いらっしゃる場所に届けて差し上げるなど、柔軟な対応をして欲しいですよね。
熊本市中央区五福小学校の被災者より。熊本市の救援物資配給の機能は正直なところマヒしています。市民が自力でなんとかしなければ弱者支援が立ち行きません。ここへ届けてくだされば被災者同士のネットワークでよその避難所に回したいと思います。すぐに食べられるご飯パック、水、お茶お願いします
— ブリス (@blissfulspace21) April 21, 2016
役所の方だけでは追いつかない状況のようです。
自宅避難の方で物資がなく困っている方がいらっしゃいます。避難所では避難者が優先でもらうのが難しく、役所に連絡してもだめだったようです。どうすれば良いか知っている方教えてください。#熊本地震ボランティア #熊本地震支援物資 #熊本地震
— sheep i (@shee_chan) April 22, 2016
伝えてもダメだったという方がいらっしゃいました。柔軟な対応をして欲しいですよね。
ここまでのツイート見ていると、問題がいくつか見えてきます。
1. 指定避難所と自主避難所、及び車中や自宅で避難生活を送っている方とで物資の行き渡りに偏りが出ている。
2. 配給の列に並べる方、並べない方で物資が得られないケースがある。
3. 物資の仕分け、及び配送、配給のマンパワーが不足している。
避難場所、避難人数、足りない物資の品目と数だけでもシステム化して一括管理できれば、こういった災害時にスムーズな配給ができると思うのですが…。
Twitterでは指定避難所以外の場所にいらっしゃる方に向けて、自主的に上記のようなシステムを作成していらっしゃる方もいました。
指定避難所以外の方を救済するために
[熊本地震]避難所把握にご協力下さい。被害が大きいのは益城町ですが、避難者が多いのは熊本市です。そして、情報が掴みにくい自主避難所の方々には公的支援が届きにくくなっています。是非、情報提供をお願いいたします。 https://t.co/6o9sLlyW8Y
— 熊本交響楽団 (@kumakyo_info) April 22, 2016
避難場所、どんな年代の人が何人いるかの確認、ライフラインの状況確認、必要な物資などを書き込めるフォームを作っていらっしゃいました。
こういった仕組みが今後全国どこでも使えるようになれば、災害時に役立つのではないでしょうか。
また、指定外の場所に避難されている方が、役所に連絡してもダメだったとのことですが、念のため公的機関の連絡先を共有したいと思います。
該当する機関が臨機応変な対応をしてくれるよう、願うばかりです…。
支援物資の要請、指定外の場所に避難している際の連絡先
・支援物資が足りない方
・自主避難所の方→要指定避難所への登録熊本市危機管理防災総室へ連絡を!
熊本危機管理防災総室 096-328-2490
kikikanribousai@city.kumamoto.lg.jp#熊本地震 #支援情報 #拡散希望— 秋月祐一 (@capybara510) April 21, 2016
さて、もう一つ気になるのが避難所に届いた支援物資が「どのように扱われているか」についてです。
これについて、港区議会議員のやなざわ亜紀議員が自身のFacebookにて、現地での様子をアップしていましたので紹介したいと思います。
実は昨日20日水曜日、単身熊本に飛び、
現地で、先に支援に入っていた友人と熊本の方と合流して、益城町など救援物資が行き届いていない場所に水や避難食、粉ミルク、おむつ等を届けました。
やなざわ議員は、現地で混乱を招かぬよう議員と名乗らず、また熊本の自治体にもアポを取らないという配慮をした上で、現地に行ってきたそうです。
現地の様子について、かなり詳しく書いてありました。
熊本で痛感したことは、日に日に必要な支援が変わるということ。1日1日というか数時間単位で変わります。
そして、やはり圧倒的な人手不足で、支援が追いつきません。
まずは人命救助が第一ですので、今はそこです。
道路等はもちろん直っていませんし、いつ直るのかも見通しが立たない状況です。
全国皆様のおかげで救援物資は増えておりますが、たとえば、おにぎりが100個あっても、避難所に200人いらっしゃれば、平等、公平の点から、おにぎりは配れず、そのまま廃棄になってしまいます。
冒頭書きましたように、避難所に行けていない自主避難の方は、受け取れていない現状もあります。
昨日の段階で、民間ボランティアの方からやっとお水が届いたという場所もありました。
マンパワーの不足と、配給の実態について言及していました。
また、おにぎりの廃棄については現地の方から聞いた話で、もちろん廃棄されるのは賞味期限を過ぎてからだとのこと。これについては、数が合わずとも賞味期限が切れる前になんとか配れないものかというコメントが付いています。
そして、現在二次被害としてノロウイルスの拡大または拡大懸念の状況にあるため、賞味期限の近い食べ物の配布に慎重になっているそうです。
ですから、食料の支援物資としては日持ちのするものが良いと言えます。これは、今後支援物資を送る際に参考にして頂きたいです。
実際に物資を配る方、配給を待っている被災者の方の声もご覧下さい。
本当です。避難所はものすごく「平等な配給」に神経を使うところで、中途半端な数だと喧嘩の種になるので、結局使われずに野積みされるのです。 https://t.co/XBxPBxMbGO
— 旅と歴史好きの戯れ言 (@thepasttalks) April 17, 2016
配給や物資に関してやたら平等性を重視する教師がいるけど、緊急時だからそこまで完璧な平等性なんて無理だと思うんだよなぁ
平等性にやたら拘る1部の先生、せっかく色んな人が届けてくれた物資を避難所で止めてたら意味がないから必要な人に渡したい俺
— 小堀(゚ω。) ラボ (@koborabo) April 21, 2016
支援物資一カ所にまとめて、各市町村に仕分けて、また避難所に仕分けて、ってすごい時間と人手がいるから、少なくとも食べ物と飲み物はもう避難所直送って訳にはいかないのかな?おにぎりとか賞味期限が短いものがダンボールに積まれたまま結局配られず終わっててもどかしい。。
— 赤塚フジ子 (@akatsukafujiko) April 19, 2016
仕分けの手間が原因で食べ物の廃棄に繋がっているのであれば、優先的に配ったほうがいい気もします。現場でのオペレーションを改善するきっかけになって欲しいですね。
自治会長がいないというだけで物資を渡さないというのも、なんだか腑に落ちません。必要としている人が居る、ということが物資をお渡しする理由ではダメなのでしょうか。
昔と違い、SNSで自主的に避難場所や必要なものを訴えることで、物資を入手できているという方もいらっしゃいますが、ご高齢の方ばかりの地域ではSNSを駆使できる方がおらず、孤立状態が続いているケースもあります。
公平性の遵守は大事なことですが、それで食べ物がダメになってしまっては意味がありませんし、仕分けや配給フローの効率化が今後の課題と言えそうです。
地震発生から一週間、避難生活の環境が少しでも良くなるように、知恵を出し合っていきたいですね。

