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いつまでもお美しくて、とびきりチャーミングな“キョンキョン”こと小泉今日子さん。永遠のアイドルといっても過言ではない小泉さんは、なんと2月4日のお誕生日で50歳になられるというから驚き!アイドル時代からの男性ファンはもちろん、サバけてハツラツとした人柄は同性からも愛されていることでもお馴染みです。
そんな強くしなやかな印象を持つ小泉今日子さんですが、ひとりの女性として露にした胸中に、多くの女性から共感や反響が寄せられていたことを告白されています。その真意を伺う前に、小泉さんの軌跡をおさらいすると…。
THE なんてったってアイドル!

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神奈川県厚木市出身の小泉今日子さんは、1981年にあの伝説のオーディション番組『スター誕生!』に出演し、見事合格。翌年には『私の16歳』でCDデビューを果たします。
同期に、堀ちえみ、三田寛子、石川秀美、松本伊代、早見優、中森明菜、シブがき隊らがおり、「花の82年組」と呼ばれるアイドルの一人に数えられた。
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昭和のアイドル事情に詳しくなくても、この「花の82年組」というワードに覚えがある方も多いのではないでしょうか。大ヒットとなった5作目のシングル『まっ赤な女の子』では髪をパーマがかったショートヘアにイメージチェンジしブレイク。9作目の『渚のはいから人魚』でオリコン週間チャート1位を獲得するなど、スター街道をまっしぐら!
1989年にリリースした『KOIZUMI IN THE HOUSE』では、当時まだあまりメジャー扱いされていなかったハウスミュージックを取り入れられた。楽曲や衣装などスタッフ任せだけでなく、自分の意見を述べるようになった。セルフプロデュースするアイドルの先駆者である。
1991年5月にリリースした『あなたに会えてよかった』はミリオンセラーを記録(累計出荷枚数158万枚)、自身最大のヒット曲となった。
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歌手活動以外にも、ドラマや映画に出演し女優としても華々しく活躍されていきます。近年でも、能年玲奈さん主演の朝ドラ『あまちゃん』(NHK)をはじめ、『セーラー服と機関銃』(TBS系列)『最後から二番目の恋』シリーズ(フジテレビ系列)などコンスタントに出演されていますよね。
また、デビュー当時はCMイメージキャラクターをつとめることも多く、企業の広報・宣伝担当や広告代理店関係者は、「小泉をCMで起用した商品は売れる」「神様仏様小泉様」と唱えていたともいいます。
プライベートでは1995年2月22日に、俳優・永瀬正敏さんご結婚されますが、2004年2月22日に離婚。2006年には映画『さくらん』で離婚後にも関わらず初共演されたことも話題になりました。
10年間、新聞で“書評”を連載していた

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『人生らしいね』『原宿百景』『小雨日記』など書籍を出版されている小泉今日子さん。2005年には読売新聞の読書委員に就任し「日曜読書面」で書評の執筆をスタートされます。連載開始から10年が経過した2015年、厳選した97編をまとめた『小泉今日子書評集』が発売に。1つごとに、書評を読み直した小泉さんご本人の現在のコメントを添えられているところも魅力のひとつです。
読書のきっかけは、移動中に話しかけられたくなかったから

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2016年1月2日に放送されたNHK新春スペシャルドラマ『富士ファミリー』。放送を記念した特別トーク番組にて『あまちゃん』でも共演された薬師丸ひろ子さんとトークを繰り広げられた小泉さん。そこでは、書評に携わり始めたきっかけを語られていました。
「うちは家族みんな本を読むのが好きでいろんなジャンルのその辺にゴロゴロ転がっていたんですが、私が一番本を読まなくってテレビばかり観てて。
アイドルとして仕事を始めてとても忙しくって、でもちょっとした空き時間とか乗り物に乗った移動時間とかにあんまり人に話しかけられたくなくて(笑)、小道具として本を持つようになって…それがそのうち読むことのほうに夢中になっていったっていうかんじでしょうかね」
出典 『コトバのお年玉 ~薬師丸ひろ子×小泉今日子×有働由美子の初夢トーク~』(NHK)
「通常の仕事は大勢人がいないと出来ないことなんですが、文章書くっていう仕事って、たった一人で好きなときに出来るんですよね。その自由さが時々とても楽しいと思ったりしますね」
出典 『コトバのお年玉 ~薬師丸ひろ子×小泉今日子×有働由美子の初夢トーク~』(NHK)

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「特にすごく詳しいわけじゃないので、本のことも作家の皆さんのことも。やっぱそれはそういう評論家の方が書けばいいと思って、だとしたら私は何が書けるんだろうと思うと、“その本と向き合った時間のこと”しか書けないなと。その前も後も関係なく、その作家とか関係なく、“この本と自分が向き合った時間のこと”だけ書こうと思って書いてましたね」
出典 『コトバのお年玉 ~薬師丸ひろ子×小泉今日子×有働由美子の初夢トーク~』(NHK)
本や作家さんについて詳しいわけではないと話されている小泉さんは、“この本と自分が向き合った時間のこと”を書こうと決心されます。等身大で飾らない想いを連ねているからこそ、“小泉今日子さんが書いているから”ではなく、いち書評として10年間も支持され続けてきたのではないでしょうか。その中に、格別読者の共感を得ている一遍が存在していました。
「すごく反響が大きくって、女性の方からたくさんお手紙をいただきましたね」
小泉今日子が新聞に書評を書いててね、その文章がとてもよくて、私はこの書評で泣いてしまった。
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伊吹有喜さん作『四十九日のレシピ』。テレビドラマ化、映画化もした同作は、ひとりの女性の死をきっかけに残された家族が悲しみや心の傷を抱えながら生き方について考え、人生の再生に向かっていく物語が描かれています。小泉今日子さんが書かれたその書評は以下のように書き出されていきます。
“四十歳を過ぎた私の人生の中で、やり残したことがあるとしたら自分の子供を持つことだ。時間に限りのあることだから、ある年齢を過ぎた女性なら一度は真剣に考えたことがあると思う。家族の再生を描いた心優しいこの物語を読んで、私はそんな思いから少しだけ解放された”
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“四十九日の法要にはお経もお線香もいらないから大宴会を開いて欲しい。乙美の最後の願いに応えた良平が見た優しい奇跡に私は泣いた。
子供がいようがいまいが、大切な人に惜しみない愛情を注げる人になりたいと思った。
形のあるものじゃなく、誰かの心の中に、ほんのりと温かい小さな光のような思い出をいくつか残すことが出来たら、自分の生きた人生にようやく意味を感じられるような気がした。”
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掲載当時、多くの女性から反響があったというこちらの書評。年始に放送された番組では、小泉さん自ら書かれたときのことを振り返られていました。
「子どもを持たなかった女の人にとっては胸の痛いところがあるし、だけどそれをなかなか人に言うことでもないという感覚があるんだけれども、書評だから書けるということがありますよね。
たとえば自分でテーマを決めるエッセイの中では絶対私は書かないと思うけれど、その本のテーマの中にそれがあるから、思い切って書けるっていうか「それに私は同調したんだよ」とか「それについて私はこう思ったんだよ」っていう書き方が出来るので、(書評は)普段自分が書かないことを引き出してくれる場でもありましたね」
出典 『コトバのお年玉 ~薬師丸ひろ子×小泉今日子×有働由美子の初夢トーク~』(NHK)
複雑な心境を抱えながらも、誰かにたやすく打ち明けられる想いではない。小泉さんが告白した胸中は、そんな気持ちを持つ多くの女性、あるいは男性にも響いていました。
「子どもを持たない女性の心が救われる」

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この最後の文章によって、子供を持たない女性の心が救われるだけでなく、年齢関係なく、性別関係なく心に響く一文であることは間違いない。
自分は生きていて、何か”証”があるのだろうか?とふと考えてしまう。日常に忙殺され、自分の価値や存在を感じられないことがあります。しかし、誰かと関わること、大切な人を愛することで、フワッとしていた自分の存在が、ハッキリしてくるのではないでしょうか。優しく背中ポンと叩いて、励まされているような、そんな書評のように思います。
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スッーと心に入り込む書評には、 30代、40代のオンナとして生きてく 切なさ、孤独感も、 チラチラ吐露されていて。 勝手に 親近感を覚えつつ…本を通して、繋がるような気がしてきて、 ますます本が読みたくなったなぁ
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『四十九日のレシピ』以外の書評にも、胸に詰まされるものがあった

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帰りの新幹線で、キョンキョンの書評集を読んでいます。キョンキョンの文章いいな、密かに時々泣いています。
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じつは、はじめに、を読み飛ばして読んでいて、いまバスの中でも読んだら、びっくりするくらい美しい文章だった。昔より更に良いと思う。こころが震えてバスなのに涙が止まらなくなっている。
キョンキョンが本を読み始めた理由が、本を開いていれば、ひとに話しかけられないからだっていう話もたまらなかった。わたしも、学校の休憩時間にまったく同じ理由で、読みはじめたからだ。
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キョンキョンの書評って、温度はすごく低めなイメージなんだけど、なんか切ないんだよな。
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思い描いていた人物像と違う、真の“小泉今日子”とは

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思い描いていた人物像と違っていた。同じ女性としてとても魅力的で自分のことをキチンと見つめているヒトだな~と感心しきり
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小泉今日子さんが読売新聞で読書委員となり、その書評をまとめた1冊。 彼女の38歳から48歳の10年間の記録。 今でも図書館に予約している本や、読みたいリストとしてノートにメモしてあるものもあるのですが。 この本を読んだら、彼女の言葉がとても優しくて素敵な日本語で…付箋を指に挟みながら、気になるものを厳選して読みました。14冊も気になるものが出てしまいました。
彼女みたいに豊かな語彙を持ち読書をしつつ、素敵に年齢を重ねていけたらいいなぁと、心ほんわかしました。
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シンプルで素直な飾らない、でもきらりとした言葉で綴られる書評は、彼女のエッセイのようでもある。 こんなにまで内面をさらけ出して書かれていることに驚くと同時に、書評を書くということに真摯に向き合う彼女の心意気が感じられ、ますます大好きになった。
生きることは恥ずかしいことと言いきっているのもカッコいい! こんな風に素敵に歳を重ねていけたらな。
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人々の心にそっと寄り添う、“小泉今日子”が紡ぐ言葉

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気持ちいいぐらいにハツラツとしている印象の小泉今日子さんですが、胸の内ではひとりの女性として“子どもを持たなかった”という想いを巡らせていたことは書評を読むまで知る由もありませんでした。『四十九日のレシピ』に触れたことで「自分の生きた人生にようやく意味を感じられるような気がした」と話されている小泉さん。そして今度は小泉さんが書評で紡がれた言葉が、ひとりで抱えていた多くの女性たちに寄り添い、光を生み出されていたことに胸に詰まされるものがあります。
誰もの心にそっと寄り添ってくれる小泉今日子さんの言葉。人生に戸惑いを感じたときは、小泉さんの言葉に救いを求めればいいと知れただけで、ふっと心が軽くなったように感じます。

