今年でデビュー15周年を迎えた歌手の倖田來未さん。
2015年は約2年ぶりとなる全国アリーナツアーも開催、現在も変わらぬ勢いを感じさせる彼女ですが、実は最新のライブステージには、今までと大きく違う”ある変化”がありました。
これまで盛ったメイク、盛ったヘア、盛ったファッションといった“足し算”の要素が多かったステージも今回は逆の“引き算”の発想に。ステージはLEDのみというシンプルなセットに、まるでお姫様のようなガーリーなドレスは一切無し
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18歳でデビューし、特に「Butterfly」や「愛のうた」で大ブレイクを迎えた20代は、ファンの求めるかっこよさや女らしさをずっと追求して走り続けてきた彼女。

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しかし同年代の女性たちと同じように人生経験を重ね、結婚や出産などの大きなライフイベントも経た今、32歳となった現在の”倖田來未”は最新ツアーや音楽作品に、こんな思いを委ねていたのです。
”人がどう思うかではなく、自分がどう生きたか”
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「結婚のタイミングで辞めようと思った」その葛藤の末に導き出した一人の女性の答え

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実は今まで何度か、歌手を辞める選択を考えていたという倖田さん。
流行から逃れられないアーティストという生き方に真剣に向き合うが故に、葛藤も大きく、特にデビューから10年が経過したタイミングで結婚・妊娠という決断が訪れた時はかなり現実的に”引退”と向き合っていた事を、複数のインタビューで告白しています。
(歩いている途中で、もうやめようかなと思ったことはなかったんですか?)
「何回もありましたよ。8枚目のシングルの「real Emotion」を出した頃とかは、初めて大きなタイアップをもらったけど、それでも売れなかったら、才能がないってことだから辞めたほうがいいのかなって考えたし、テレビに出なくなった時期とか、あとは結婚のタイミングでも悩みました」
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「流行りもあるし、そこについていけるのかっていう不安もあったので。だったら、10年ぐらいで辞めた方が格好良いんじゃないかと。なので“結婚”や“出産”はそれを選択してもおかしくないタイミングだった」
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しかし一度ステージから離れ、一人の女性として歌手・倖田來未に改めて向き合った時、
…そこにあったものは彼女の曲を愛し待っていてくれたファン、そして何より自分自身を強くしてくれた、その大きな存在でした。
「復帰ライブのファン投票で「walk」が3位で。夢を語っている曲なんですけどね、1stアルバムの収録曲で、ライブがある度に歌っている曲なんです。なのに「やっぱり聴きたい」って思ってもらえるのは、人生に躓いて悩んだり、夢に当たって砕けたり、そういう人たちが勇気付けられているからなのかなって。」
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「自分もオーディション上がりなので、実際「諦めないでほしい」と思うんです。私には恵まれたビジュアルも何もなかったけど、愛を伝えたいとか、夢を信じてほしいとか、そういうことを思ってアーティストになったので」
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「こう見えて私は意外に人見知りで、初めて会った人は目も見られずにシャッターを下ろしちゃうところがあるんですね。しかも、すっごくマイナス思考(笑)。でも倖田來未はプラス思考って自分の中で理想の女性像を掲げてきたから、自信を持って人と接することもできたし、精神的に追いつめられることがあっても、断固としてあきらめなかった。」
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「人間として大きくしてくれたのは“倖田來未”のおかげ」
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そして長い逡巡の末、彼女は成熟していく等身大の自分と共にもう一度ステージに立つことを決断し、そして改めて、ファンにこんなメッセージを発信します。
「忘れかけた夢とか希望とか勇気みたいなものをもう一度ね、周りの目を気にせず、思い出してほしい」
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「これからも前を向いて歩いて、笑顔で、綺麗なみんなで、可愛いみんなでいてほしい」
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…強く、そして希望溢れる明日を共に生きるために、理想の女性像を歌い続けることを決めた倖田來未さん。
最新のサマーコレクションアルバム『SUMMER of LOVE』でも、新しく収録される新曲の1つ「EX TAPE」は、実際に届いたファンからの相談に答えるように制作されています。
「ツアー中、ライブ会場に集まってくれたみんながアンケートをたくさん書いてくれて。ライブが終わったあと、スタッフと一緒に何日かかけて全部に目を通すんですけど、みんな、恋愛の相談とかをびっしりと書いてくれるんですね。私の言葉を待ってくれている人がいるんだなって感じて。」
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「私はいつも、そのアンケートを読みながら、独り言のように答えてるんです。現実問題として、その1つ1つに答えてあげることはできないけど、楽曲を通して、少しでも私からのメッセージが届くといいなと思って」
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歌い続けた人だけが、たどりつける場所がある。

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”2ndステージ”のその歌声はいま、より強く、より優しく、進化し始めています。

