今年3月から始まった『週刊文春』(文藝春秋)に対する訴訟は、依然として終息の見通しが立っていません。被告の松本は、自身のSNSで復帰の意向を示していますが、週刊女性が取材した情報によると、裁判の焦点となっている被害女性の証言に新たな展開がありました。
事の発端は昨年末、『文春』がA子さんとB子さんを含む女性2人の証言をもとに、2015年に松本と後輩芸人たちが参加したホテル飲み会の詳細を報じたことです。記事によると、芸能活動を志していた2人の女性は、松本らから同意なき性Xを強要されたとされています。しかし、松本が所属する吉本興業は即座に報道を否定する声明を発表しました。
今年に入ってからも文春は松本を追及する記事を次々と発表し、松本との関係を主張する女性の数は10人を超えるという異例の事態となりました。そのため、松本は裁判に専念するため、1月に全ての芸能活動を休止し、名誉毀損を理由に約5億5000万円の損害賠償を求める訴訟を提起しました。
現時点で『文春』による最後の松本関連の記事では、A子さんが手記を寄せており、松本からの性加害を受けたことを強く主張しています。「私は何度でも証言台に立つつもりでいます。ですから松本さんも、本当の“真実”を証言台でお話しください」というA子さんの言葉がそのまま掲載されています。
しかし、今回の裁判の焦点となる性被害疑惑を告発したXさんが、周囲に「自分は告発するつもりはなかった」と説明していることが明らかになりました。Xさんは、同じく松本からの性被害を告発した女性の友人であり、告発はその友人が強引に進めたものであると主張しています。Xさんは「松本から被害を受けた認識がなく、誤解から所属事務所や仕事関係者に迷惑がかかることを懸念している」と語っています。
この新たな証言により、裁判の行方が一層不透明になっています。もし、裁判で重要な証言者であるA子さんやB子さんが「自分は性被害を受けていない」と主張を翻した場合、裁判に大きな影響を与えることは間違いありません。
SNS上では「松本必死だな」と冷ややかな意見も見受けられますが、「事実だろうと、事実じゃなかろうと、どっちでもいい。週刊誌や新聞は、裁判になっても売上で儲かればプラス」といった厳しい視点もあります。また、「雑音や誹謗中傷は無視して松本も復帰したらいい」という意見もあり、松本の復帰を支持する声も少なくありません。
一方で、被害女性たちの証言の真偽については依然として不確かな部分が多く、「ホテルの一室で複数人がやらしいことをやってた事実、これだけでキモい」といった感情的な反応も見受けられます。
今回の裁判は、松本の名誉とキャリアに大きな影響を与えるだけでなく、週刊誌の報道の在り方や芸能界の闇を浮き彫りにする重要な案件です。今後も多くの注目が集まる中、どのような展開が待ち受けているのか、目が離せません。
