Naitter【泣いた】

ノリスケの「ケチ」は笑って許せるレベルか

ノリスケの「ケチ」は笑って許せるレベルか

ノリスケの「ケチ」は笑って許せるレベルか


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『サザエさん』は、日本人なら誰もが知っている国民的アニメだ。

このアニメに出てくる家族は、血縁関係が複雑なことでも知られている。たとえばノリスケは波平の妹の息子で、サザエから見れば従弟に当たる。原作漫画が連載されていた当時は、一族内での支え合いが当たり前だったということ。

また、血縁関係のないマスオとノリスケ、サザエとタイコの間柄も非常に良好だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ノリスケよりもマスオに人気

だが最近、ネット上で「ノリスケがクズすぎる」という声が出ている。

ここで、しらべぇ編集部ではこんな調査を取ってみた。「マスオとノリスケ、友達にするならどちら?」という内容である。調査対象は全国の男性688名だ。

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すると、「マスオがいい」と答えた人は全体の60.6 %。ノリスケ支持は4割に留まった。

 

■ノリスケの「ケチ」は当然?

この調査結果は、やはりノリスケの性格が嫌われているという証明なのか。

実際、彼は磯野家が特別なごちそうを食卓に出すたびに顔を出すという印象が強い。呼ばれてもいないのに他所宅の食事をたかり、飲む時も必ずマスオにおごらせる。彼は磯野家に居候していた経験もあるが、いくら何でも磯野家に依存しすぎでは…という意見もあるほど。

ノリスケの月収がどのくらいかは不明瞭だが、アパートに妻子と3人暮らしであり、まさに中流という位置付けだろう。それを念頭に入れると、多少は仕方ないのではとも思える。

 

■上には上がいる

そもそも彼のケチは、家族や友人が笑って許せるレベル。

ケチも度が過ぎると、身体や周辺環境の衛生に悪影響を及ぼしてしまう。しらべぇでは以前、「トイレの水を毎回流さない人」についての記事を配信したが、これは便器の詰まりの原因になり結果的に高くつく。また、トイレから発生する悪臭は居住環境そのものを著しく悪化させる。

歴史上の人物を例に挙げると、19世紀から20世紀にかけてのアメリカにヘティ・グリーンという女性実業家がいた。彼女は服すら着替えないほどのケチで、水道代を惜しんで洗髪や洗顔すらしなかった。

当然ながら、グリーンの身体は不潔極まりなかった。ただグリーンの目から見れば、大量の水と石鹸を使う入浴のほうが愚かだったのだ。

「本当のケチ」とは、まさに彼女のことを指す。それに比べたらノリスケのケチは、あくまでも「平凡な男のお茶目」くらいのものだ。絶妙な「迷惑のかけ具合」を、彼はしっかりと保っている。