自動販売機大国と言われている日本の場合には、もしかしたら他の技術があるのかもしれないが、アメリカの一般的な動販売機を例にとり、どうやって偽の小銭を判別するのかを3D映像を交えながら紹介している動画があったので見ていくことにしよう。
出典 YouTube
自動販売機は極めて正確に硬貨を判別できるそうだ。硬貨を挿入すると、電子式センサーがサイズを計測し、エレクトロマグネットが金属の種類(材質)を検知する。
こうして挿入された硬貨は数秒で識別され適切な列に振り分けられ、はじかれた硬貨は釣り銭口に落とされる。
おつりが必要な時は、硬貨が保管されている列から注意深く一枚ずつ押し出され、釣り銭口へと落ちてくる。これらの85の部品が巧妙に作動し、年間で1万5千枚の硬貨を数え上げているという。
ボタンを押すと選んだ商品が出てくるのだが、お腹が空いている時に商品がひっかかって出てこないことほどイラつくことはない。
そこで新しいタイプの自動販売機はこの手のエラーを防ぐ仕組みになっているという。それはボタンの後ろにあった。
ボタンの後ろには小さなコンピューターがあり、32個あるマッチ箱サイズのモーターの1つ(あなたが選んだ商品)に指令を送る。
すると、らせん状の構造物が360度回転し商品を落としてくれる。
この商品を落とす時に、取り出し口に設置された10本の赤外線ビームに触れるわけだが、逆に何もビームに触れられなかったら、コンピューターは商品が落ちなかったと認識し再度コイルを回す仕組みになっている。
この天才的な技術のおかげで、いつも好きな商品が手にでき、お腹が空いたままイライラすることもなくなる(はず)だ。
偽の硬貨じゃないのにお金が戻ってきてしまう場合はどうすればよいのか?
偽の硬貨ではないのに、何度入れても硬貨が戻ってきてしまうことがよくあるよね。それは硬貨に付着した汗や汚れが硬貨の重さや厚みを微妙に変化させているからだそうだ。
硬貨の場合には指や布でこすって汚れをふき取ると戻りにくくなるという。
紙幣の場合も同様、衣服などで両面を何度もこすることで摩擦が起き、汚れが落ちて入りやすくなる。私も試してみたのだが、硬貨も紙幣も何度かこすることで入るようになったので、是非試してみてほしい。
出典 http://karapaia.livedoor.biz