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中国・浙江省金華市にある「東陽市人民医院」に、ある男性(55歳)が激しい腹痛で駆け込んだのは5月のこと。医師はCTスキャンで緊急検査をした結果、男性の腎臓の左側に小さな石が大量に詰まっていることを確認。
患者は、20年前にも10個の腎臓結石を確認されており、当時は、結石を破壊させる医療処置をしていたことを報告しています。
今回は、なんと!米粒大の石を含む420個の結石が詰まっている状態でした。8年の歴を持つベテラン医師は、「今までこれほど大量な結石が詰まっているケースを見たことがない」と驚愕。
通常、腎臓結石の除去には、砕石術や腹腔鏡が用いられますが、今回この患者は、あまりにも大量な数の結石があるため、開腹手術となりました。米粒大の小さな石まで一つ一つ鉗子で取り除く作業におよそ2時間掛かりました。
「手術の終わりには、疲労で腕と足の感覚が麻痺していた」と執刀医が明かすほど困難な手術だったようです。
原因は?
それにしても、なぜこんなに大量の結石が体内に溜まってしまったのでしょうか?担当医によると、
●水分をあまり摂取していなかった
●石膏状の食品を毎日欠かさず食べていた食生活による
と、推測。
石膏状の食品の正体とは??
出典 http://www.gettyimages.co.jp
中国では、豆腐を固める際に、硫酸カルシウムが凝固剤として使用されており、地元の名物だとか。患者は、豆腐が大好物でほぼ毎日食べていたようです。この食生活に加え、水分をあまり飲まない習慣が、大量の腎臓結石を詰まらせた結果なのではないか、と医師は語っています。
中国産豆腐の加工の仕方
中国は、豆腐発祥地だけに、その種類は豊富です。日本の絹ごし豆腐は「ネンドウフ」、木綿豆腐は「ラオドウフ」と言います。木綿豆腐よりさらに固い「ドウフガン」というタイプも多い。
出典 http://www.foodwatch.jp
※中国・山東省の市場では大きな豆腐を切り売りしています。見る限り日本の豆腐と比べて、しっかりとした固い豆腐のようですね。
豆腐を固める凝固材の違いにより、北豆腐、南豆腐という区別もある。前者は苦汁(塩化マグネシウム主体)、後者は石膏(硫酸カルシウム主体)を用いている。1mm程度のシート状に成形した百頁(パイユ)というタイプも存在する。
男性患者は、後者の石膏(硫酸カルシウム)を用いた豆腐を食べていたと考えられます。
これが男性の腎臓に詰まっていた420個の結石!
今回の件で、男性患者は、医師から食生活を改めるように指導されました。「また再発しますよ」と、釘を刺され、医師は420個の石をビニール袋に詰めてお土産に渡したそうです。
出典 http://www.mirror.co.uk
筆者も、数年前に腎臓結石を患ったことがありますが、これはかなり激痛です。味わった人でなければあの痛みは恐らく解らないでしょう。