BTSのグラミー賞ボイコットは本当?理由とアジアンポップ部門論争を解説
BTSが2027年グラミー賞へ作品を提出しないと表明し、「ボイコット」と報じられています。新設されたベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス部門との関係、グラミー側の反論、主要部門への影響を整理します。
BTSは2027年グラミーへ「エントリーしない」と正式に表明
BTSのグラミー賞ボイコット報道は、作品をエントリーしないという事実の部分では本当です。BTSの7人は2026年7月29日、2027年開催の第69回グラミー賞へ作品を提出しない方針を、同じ文面で発表しました。
ただし、BTS自身が使った表現は「ボイコット」ではなく、「今年はグラミーへエントリーしない」です。新設されたアジアンポップ部門への抗議と広く解釈されていますが、BTS側は制度への詳細な批判や主催者への要求までは公表していません。
確定情報・報道上の表現・未確認情報
- 確定:BTSの7人が2027年グラミーへ作品をエントリーしないと発表した
- 確定:発表では、音楽を地域や言語で分けずに聴いてほしいとの考えを示した
- 報道上の表現:複数の海外メディアが今回の不参加方針を「ボイコット」と表現している
- 有力な背景:直前に新設されたアジアンポップ部門への問題提起と受け止められている
- 未確認:BTSが授賞式への出席や出演も全面的に拒否するかどうか
BTSのグラミー賞ボイコット報道|何が起きた?
| 発表日 | 2026年7月29日 |
|---|---|
| 発表した人 | BTSの7人(RM、JIN、SUGA、J-HOPE、JIMIN、V、JUNG KOOK) |
| 発表内容 | 第69回グラミー賞へ作品をエントリーしない方針 |
| 対象 | 2027年2月7日開催の第69回グラミー賞 |
| 背景 | 2026年6月に新設されたアジアンポップ部門をめぐる議論 |
| グラミー側の説明 | 新部門と年間最優秀アルバムなどの主要部門は二者択一ではなく、両方を目指せる |
AP通信によると、BTSの全7人は同じメッセージを共有し、音楽が地域や言語によって区分されるのではなく、作品そのものとして聴かれ愛されることを望むとの考えを示しました。
報道では「グラミー賞をボイコット」と要約されていますが、正確には選考対象となるための作品提出を行わないという発表です。授賞式への出席、プレゼンターやパフォーマーとしての出演まで拒否したとする公式情報は、記事作成時点では確認できません。
ボイコットの理由は新設アジアンポップ部門への抗議?
今回の発表が、新設された「ベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」部門への抗議と受け止められる理由は、発表の時期とメッセージの内容にあります。
- Recording Academyが2026年6月16日にアジアンポップ部門の新設を発表した
- 新部門はK-POP、J-POP、C-POPなどを対象とし、アジアの言語を意味のある形で使用することを条件とした
- BTSは約1カ月半後、地域や言語で音楽を分けることへの違和感を示し、作品を提出しないと発表した
BTSは制度のどこを問題視したか、詳細までは説明していない
BTSのメッセージは、地域・言語による区分への考えを簡潔に示したものです。「主要部門から排除されるから」「受賞できないことへの不満」など、本人たちが述べていない理由を付け加えることはできません。
したがって、本記事では新部門への抗議という見方は有力としつつ、BTSが制度設計の詳細を批判したとまでは断定しません。
新設された「ベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」とは
グラミー公式発表によると、新部門はアジア市場で生まれた、または広く認知されているアジアンポップの優れたパフォーマンスを表彰するものです。K-POP、J-POP、C-POPなどが例示されていますが、対象はそれらに限定されません。
| 正式名称 | Best Asian Pop Music Performance |
|---|---|
| 日本語表記 | ベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス |
| 開始 | 2027年開催の第69回グラミー賞 |
| 対象例 | K-POP、J-POP、C-POPなど、アジア市場発またはアジア市場で広く認知されたポップ音楽 |
| 言語条件 | 1つ以上のアジア言語を意味のある形で使用していること |
| 受賞者 | パフォーマンスを行ったアーティスト |
英語だけで歌われた作品は、新しいアジアンポップ部門の言語条件を満たさない可能性があります。一方、アジア言語を使用した作品でも、年間最優秀レコード、年間最優秀楽曲、年間最優秀アルバムなどの主要部門への道が閉ざされるわけではありません。
アジアンポップ部門と主要部門は両方を目指せる
グラミー側は、議論の中で誤解されている点として、ジャンル部門へのエントリーと主要部門への選考は二者択一ではないと説明しました。
Recording Academyのハーヴィー・メイソン・ジュニアCEOは、新部門がアジアのポップ音楽を分断するためではなく、評価されるアーティストの範囲を広げる目的だと説明。アジアンポップ部門と主要部門の双方を目指すことは可能だと強調しています。
| 疑問 | グラミー側の説明 |
|---|---|
| アジアンポップ部門へ出すと主要部門に出せない? | 出せる。ジャンル部門と主要部門は相互排他的ではない |
| 年間最優秀アルバムを目指せる? | 対象期間などの資格要件を満たせば選考対象になり得る |
| 新部門はK-POP専用? | K-POPだけでなくJ-POP、C-POPなども対象例に含む |
| アジア出身なら自動的に対象? | 出身地だけでなく、作品の市場性やアジア言語の使用条件がある |
なぜ議論が分かれているのか
新部門を評価する見方
- アジアの音楽に専用の注目枠が生まれる
- K-POPだけでなくJ-POPやC-POPなどにも受賞機会が広がる
- 主要部門と同時に候補を目指せる
- 従来見落とされてきた作品が約1万5000人の投票者に届きやすくなる
新部門を問題視する見方
- アジアの多様な音楽を一つの地域枠にまとめている
- 世界的なポップ作品を「アジア枠」へ分離する印象がある
- 言語条件が音楽性より地域性を強く意識させる
- 専用部門の新設が主要部門での評価拡大につながるかは未知数
この論争は、「専用部門を作ることが多様性の承認になるのか、それとも別枠化になるのか」という評価の違いです。グラミー側の制度上は主要部門への応募を妨げませんが、文化的・象徴的にどう受け止めるかで意見が分かれています。
BTSとグラミー賞のこれまで
AP通信によると、BTSはこれまでグラミー賞で5回ノミネートされています。最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門で3回、Coldplay作品への参加による年間最優秀アルバム、ミュージックビデオ部門で候補となりましたが、受賞には至っていません。
2026年3月20日には、約3年9カ月ぶりのグループ作品となる5枚目のアルバム『ARIRANG』を発売しました。BIGHIT MUSICは、7人の今後の方向性とARMYへの感謝を全14曲に込めた作品と説明しています。
発表から2027年グラミーまでの時系列
- 2026年3月20日
BTSが5枚目のアルバム『ARIRANG』を発売。 - 2026年6月16日
Recording Academyがアジアンポップ部門を含む新部門を発表。 - 2026年7月7日
第69回グラミー賞のオンラインエントリー期間が開始。 - 2026年7月29日
BTSの7人が、2027年グラミーへ作品をエントリーしないと発表。 - 2026年8月21日
オンラインエントリー締め切り予定。 - 2026年11月16日
第69回グラミー賞の候補者発表予定。 - 2027年2月7日
ロサンゼルスで第69回グラミー賞を開催予定。
BTSは授賞式にも出席しない?
現時点で確認できる発表は、作品をグラミーの選考へ提出しないという内容です。2027年2月7日の授賞式へ出席しない、パフォーマンスをしない、プレゼンターを務めないといった具体的な予定は発表されていません。
エントリーしなければBTSの作品が通常の候補選考へ進むことはありませんが、授賞式への関与は別の問題です。今後についてはBTS、BIGHIT MUSIC、Recording Academyの公式発表を確認する必要があります。
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よくある質問(FAQ)
Q1. BTSのグラミー賞ボイコットは本当ですか?
A. BTSが2027年グラミーへ作品をエントリーしないと発表したことは事実です。ただし、本人たちは「ボイコット」ではなく「エントリーしない」と表現しています。
Q2. BTSはいつ不参加を発表しましたか?
A. 2026年7月29日です。7人のメンバーが同じ趣旨のメッセージを共有しました。
Q3. BTSがグラミーへ作品を出さない理由は何ですか?
A. BTSは、音楽が地域や言語で分けられるのではなく、作品そのものとして聴かれ愛されることを望むとの考えを示しました。新設アジアンポップ部門への問題提起と広く解釈されています。
Q4. 新しいアジアンポップ部門とは何ですか?
A. K-POP、J-POP、C-POPなど、アジア市場発または同市場で広く認知され、アジア言語を意味のある形で使用するポップ音楽のパフォーマンスを対象とする部門です。
Q5. アジアンポップ部門へ出すと主要部門へ出せませんか?
A. 主要部門も目指せます。Recording Academyは、ジャンル部門と年間最優秀アルバムなどの主要部門は二者択一ではないと説明しています。
Q6. 新部門はK-POPだけが対象ですか?
A. K-POPだけではありません。J-POP、C-POPなども対象例として公式発表に記載されています。
Q7. 英語だけの曲はアジアンポップ部門へ応募できますか?
A. 新部門はアジア言語を意味のある形で使用することを条件としているため、英語のみの楽曲は同部門の条件を満たさないと考えられます。
Q8. BTSの『ARIRANG』はグラミーの対象期間内ですか?
A. 2026年3月20日発売のため、2025年8月31日から2026年8月28日までという第69回の対象期間内です。ただし、BTSは作品を提出しない方針を表明しました。
Q9. BTSはこれまでグラミー賞を受賞していますか?
A. 受賞はありません。AP通信によると、BTSはこれまで5回ノミネートされています。
Q10. BTSは2027年の授賞式にも出席しませんか?
A. 授賞式への出席や出演については確認できません。今回発表されたのは、作品を選考へエントリーしないという方針です。
Q11. 2027年グラミー賞の候補発表はいつですか?
A. 2026年11月16日に発表予定です。授賞式は2027年2月7日にロサンゼルスで開催予定です。
Q12. BTSが方針を変更する可能性はありますか?
A. 将来の変更は断定できません。2026年8月3日時点では「エントリーしない」が公式に確認できる方針です。
BTSグラミー賞ボイコット問題を30秒で確認
- BTSは2026年7月29日、2027年グラミー賞へ作品をエントリーしないと発表しました。
- BTS自身は「ボイコット」という言葉ではなく、「エントリーしない」と表現しています。
- BTSは、音楽が地域や言語で分けられず、作品そのものとして聴かれることを望むとの考えを示しました。
- グラミー賞は2027年からベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス部門を新設します。
- 新部門はK-POP、J-POP、C-POPなどを対象例とし、アジア言語の意味のある使用を条件としています。
- Recording Academyは、アジアンポップ部門と主要部門の双方を目指すことは可能だと説明しています。
- BTSが2027年の授賞式への出席や出演も拒否するかは発表されていません。
- 第69回グラミー賞の候補者は2026年11月16日、授賞式は2027年2月7日の予定です。
まとめ
BTSが2027年グラミー賞へ作品をエントリーしないと発表したことは事実です。海外メディアは「ボイコット」と報じていますが、BTS本人たちの表現は「今年はエントリーしない」であり、授賞式への出席や出演まで全面的に拒否したとは確認できません。
新設アジアンポップ部門は、アジア音楽へ受賞機会と注目を広げる制度とも、地域・言語による別枠化とも受け止められています。グラミー側は主要部門との両立が可能だと説明しており、論点は応募資格だけでなく、世界的な音楽を地域別に分類することの象徴的な意味へ広がっています。
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情報源
- ライブドアニュース|BTSのグラミー賞ボイコット報道
- Reuters|BTSが2027年グラミーへ作品を提出しないと発表
- AP通信|BTSの発表内容と過去のノミネート
- GRAMMY.com|2027年グラミーの新部門・ルール変更
- GRAMMY.com|第69回グラミー賞の主要日程
- BIGHIT MUSIC|BTS『ARIRANG』公式作品情報
※本記事は2026年8月3日15時00分時点の公式情報と報道をもとに作成しています。SNS上の意見は事実と区別し、BTSまたはRecording Academyから追加発表があった場合に更新します。
