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フリーアナウンサーとして活躍している高橋真麻さん。
お父様は、超大物時代劇俳優の高橋英樹さん、お母様は元女優で現在は所属事務所の社長を務める高橋美恵子さんという、まさにサラブレッドなご家庭!
しかし、バラエティ番組ではそのキャラクターを存分に発揮し、フリーとなった現在も幅広く活躍するなど、決してお嬢様ぶることがないのが真麻さんの魅力ではないでしょうか。
そこで今回は、真麻さんを育てた高橋英樹さんの子育てと、仕事に対する思いを紹介したいと思います。
真麻さん誕生までの辛い道のり…そして育休取得

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結婚から40年以上経った今でも仲良しな英樹さんと美恵子さん。真麻さんが生まれるまでに、お二人はとても辛い経験をしていました…。
高橋真麻が誕生した裏には3度の流産があり、4度目の妊娠でようやく愛娘を授かった。
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3回の流産を乗り越え、ようやく授かったのが真麻さんだったのです。ご夫妻にとっては、辛い思いを3度もした末のお子さんですから、誕生した時の喜びもひとしおだったのではないでしょうか。
そして、英樹さんは真麻さんの誕生と同時に育児中心の生活へ、自らのライフスタイルを変えるのです。
高橋英樹は当時では珍しかった育休をとっておりイクメン俳優として知られている。
子育て以外にも妻の休養日を今でも設けるなど、感謝の気持ちを忘れずに過ごすことが夫婦円満の秘訣だという。
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30年以上前に育休を取得し、子育てをしていたのです。
真麻さんが誕生した1981年は、英樹さんの代表作の一つ「桃太郎侍」が放送されていた時期ですから、多忙を極めていたはず…。それでも家族を優先し、妻の休養日まで設けているのですからパーフェクト過ぎます!
さて、無事に誕生した真麻さんですが、どのように育てられたのでしょうか。
英樹さんの厳しいしつけ

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二世でしかも一人っ子なら、甘やかされて育ったのでは?と思われがちですが、真麻さん自身は次のように語っています。
「とても愛情をかけて育ててくれたのですが、『高橋英樹さんの娘』ということで、チヤホヤされることが多いと思ったのか、すごく厳しかったです」
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厳しくも愛情あふれる子育てが、高橋家の流儀だったようです。
実際どんなルールだったのでしょうか。
大学時代の門限が午後6時で、男性と出かける際には、1か月前には父に報告するのが親子のルールだった。
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午後6時…ちょっと早過ぎるのでは?場合によっては授業や、お友達との付き合いもあるでしょうに…。学校は勉強をするための場所、という明確な教育方針が感じられます。
そして、男性とのお付き合いに関してもやはり厳しいですね笑。
父親としての高橋英樹さんは飴と鞭で、鞭の時は手を挙げるし回し蹴りされたことがあるそうです。
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回し蹴り…想像もつかない…。しかし、この飴と鞭のメリハリは大切なことかもしれません。
美恵子さんも厳しかった

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母・美恵子さんも厳しかったようで、テレビ出演時に次のようなエピソードを披露していました。
子供の頃、車に乗っていて、言うことを聞かずにお母さんに最寄り駅に捨てられたそうです。
お母さんはそのまま家に帰ってくると思ったのに真麻さんは交番に行ったそうです。
どうして警察に行ったの?帰ってくると思ったのにとお母さんに聞かれましたが真麻さんは「お父さんの名前は言ってないからね。」と言ったそうです。
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交番へ行った真麻さんは、お巡りさんに「お母さんに捨てられました」と話したため、交番から自宅に電話がかかってきたそうです。
お父さんの名前を出さなかったのは、真麻さんなりの配慮だったようですが近所の交番なので、実際はバレバレだったとか(笑)。
愉快な結末ですが、ここぞという時に毅然とした態度を取るというのは、大切なことですね。
厳しくも優しいご両親に育てられた真麻さんですが、周囲の人はいつでも「高橋英樹の娘」という目で彼女を見ており、それは社会人になっても変わることはありませんでした。
真麻さんと英樹さんが、フジテレビ入社時のことについて次のように話しています。
何も知らなかった英樹さん

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真麻さんは、父である英樹さんをはじめ“誰にも”フジテレビを受けるとは言わず、就職試験を受けました。
英樹さんの存在は、どうしたって切れるものではなく、「コネ」と言われることを嫌った真麻さんは芸能界ではなく、アナウンサーを目指すことに。
アナウンサースクールに通い、地道に努力した末に入社が決定したのですが…
真麻
今日受かったかな、次の第二次行けるかな、第三次行けるかな、とか言ってあれだけ苦労したのに、入社した瞬間もう「コネ」っていうひと言で片付けられて
英樹
そうそうそうw
真麻
もちろん誰にも頼んでないし、言ってないのに
英樹
知らないもんねだって
真麻
「あ、コネっていう言葉だけで私の努力は全部片付けられちゃったんだ」と思ったのがもう辛くて
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「コネ」と言われないために最大限の努力をし、親にもエントリーを伏せた上で臨んだにも関わらず、入社したら「コネ」の一言で片づけられてしまったことに、とても心を痛めたのだそうです。
しかし、このことについて英樹さんは次のような持論を真麻さんに語りました。
「いい仕事」をすれば“コネ”だなんて言われない!

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「いやーたしかに最初コネだと思ったけどアイツ凄いよね」
「仕事も凄い良いし、やってるよね」
ってなったら誰もコネだなんて言わなくなるから!
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結果を出すことで、誰もコネだなんて言わなくなると真麻さんを励ましています!優しい…涙。
しかし、真麻さんは結果だけを見て過程を見ないことにも、疑問を呈しました。
それに対する英樹さんの回答も見てみましょう。
過程は見る人にとっては関係ない

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自分たちがやってる映画とかテレビでもそうだけど「出来上がった物」しか見ないんです
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つまり「自分がどれだけ苦労したか」とかなんとかっていうのはNG部分であって見る人にとってみれば関係ないんですよ
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出来上がりが全て。だから、作成過程の苦労なんていうものに対する評価は、求めること自体が筋違いだとバッサリ。重みのある一言です。
少しキツくも感じる一言ですが、娘を激励することも話していました。
最良の状態を見せるのがプロの仕事!

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最良の状態でお客さまに見ていただく。
その最良の状態を作るのがプロの仕事だから、体調が悪いとかどこどこが悪いとかってのは絶対に言っちゃいけない。
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ぐぅの音も出ないほどの正論。恐れ入りました…。
この父にしてこの子あり、と思えるようなコメントを後に真麻さんがしています。
求められたことを頑張るだけ

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入社3年めのころ、『若手女子アナなら誰でもいい』という仕事ばかりが巡ってきました。当時はストレス発散のため家で缶チューハイをよく飲んでいました。
そのころ、父親に『モチベーションが下がる』と話したら、
『誰でもいいと思われる仕事だからこそ、全力でやってこい。真麻に頼んでよかったとなれば、次もお願いしようとなるだろう!』
とすごく怒られて、考え方が変わりました。
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仕事はすべてニーズありき。自分がどんなにしたいと思ってもニーズがないと成立しない。だから求められたことを頑張るだけなんです。
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この決意が、今の真麻さんの活躍に繋がっているのではないでしょうか。
家族を大切にし、厳しく真麻さんを育てた高橋さん夫妻。
特に仕事に対するストイックな姿勢は、全ての社会人が忘れてはいけないことだとも感じました。