Naitter【泣いた】

余命わずかなおばあちゃんへの最後のシャンプーで、10年間心に残り、支えなっている言葉とは・・・?

余命わずかなおばあちゃんへの最後のシャンプーで、10年間心に残り、支えなっている言葉とは・・・?

余命わずかなおばあちゃんへの最後のシャンプーで、10年間心に残り、支えなっている言葉とは・・・?


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私の父が入院する病院には
末期ガン患者の人がたくさんいた。

父を見舞いに行ったとき
「頭がかゆい」という父に
シャンプーをしてあげたのを機に
知り合いの入院患者さんたちから
カットやシャンプーを頼まれるようになった。

依頼したのは
手術のために頭を半分
丸ボウズにされた女性たちだった。

どんな状況でも
「きれいにしていたい」というのは
女性の共通の願いなのだろう。

頭部に傷のある人の
シャンプーとカットは難しかったが
私はそれから度たび
その仕事を引き受けるようになった。

あるとき、1人のおばあちゃんから
今日どうしてもやってくれとお願いされた。

そのおばあちゃんの頑な態度を
不思議に思いながらも
私は無心でカットしシャンプーをしてあげた。

終わると、おばあちゃんは言った。
「私さぁ

本当ならもうとっくに
寿命切れてんのよねー。

先生にいわれたわぁ

『Oさんの娘さんに頭
やってもらってたから
寿命伸びたんじゃないの?』

ってねー。

最後に、本当に心のこもった
シャンプーしてもらったし
寿命まで伸ばして
本当に感謝してるわぁー」
その翌日、おばあちゃんは亡くなった。
息子さんに

「ありがとうございます。

あなたのおかげで
母は少し欲張って
生きることができました」

と言われたとき
私は病院に響き渡るほどの声で泣いた。
それから10年
あのあばあちゃんの笑顔と言葉は
ずっと私の心に残り支えになっている。
「一生けんめい生きなさいよ。

人間、3分後に死んじゃうかもしれない。

心残りがないように
仕事も家庭も手を抜くんじゃないよ…」