「私は嘘を一切ついておりません」――。
元夫の船越英一郎(57)から名誉毀損で刑事告訴された松居一代(60)は警視庁北沢署で3時間もの事情聴取を任意で受けた先週、マスコミの取材にこう語った。
北沢署は松居の逮捕も視野に入れていて、事件化する方向で捜査しているという。
昨年6月末から動画サイトやブログなどでつづった船越に対するコメントの内容が事実だったとしても名誉毀損が成立する可能性を指摘する専門家もいて、「正直に、真実を堂々と、全てをお話ししました」と続けた松居は分が悪いようにも見える。
実際のところはどうなのか。ワイドショー芸能デスクはこう言う。
「まず、松居さんが発信したコメントのなかで、船越さんが腹に据えかねたものは2つ挙げられる。
ひとつは2008年に人間ドックで糖尿病を患っていると船越さんが言われていたということ。イメージキャラクターを務める健康食品のテレビCMへの影響を考えて治療にも消極的だったというようなことまで松居さんに暴露された。
そんな体調にもかかわらず、浮気するためにバイアグラを服用していたということまで暴露し続けたのはあくまで松居さんの言い分です。
もうひとつは、『彼、カツラですから』というもの。
植毛などによる増毛の可能性もありますけど、ネットで船越さんの名前を検索すると、今はセットで『カツラ』と出てしまったりするほど、その説を世に知らしめてしまった。
これらが船越さんにとってひた隠しにしていた身体的タブーであったとすれば筆舌に尽くしがたいショックであり屈辱であったに違いありません」
芸能マスコミは欣喜雀躍
船越が自ら刑事告訴に踏み切ったことからも、その怒りの度合いがうかがえる。書類送検後、起訴猶予になったとしても、略式起訴で罰金刑になろうと、何が何でも報復してギャフンと言わさなければ気が済まないのだろう。
だが、一方の松居はというと、告訴によってまたユーチューブへの動画投稿を再開。
北沢署で松居を取材したマスコミの前で落胆したところを見せないどころか、任意聴取の日を明らかにして自らマスコミを集めてのパフォーマンスを再び演じた節もある。
名誉毀損は親告罪だけに、船越に頭をさげて告訴を取り下げてもらう手もあるが、そんなつもりはみじんもないようだ。
「紙袋いっぱいの『証拠』を持参したり、ママチャリでさっそうと現れたところといい、騒動の頃と比べてもまったくパワーダウンしていない。
船越さんは今回松居さんを刺激して、またぞろネットでギャンギャンやられるようになれば、手痛いしっぺ返しにもなりかねないのではないでしょうか」(前出の芸能デスク)
松居を知る関係者は言う。
「『嘘はついていない』と主張する彼女はおそらく、本当のことを言って何が悪いのかと主張している。当時は船越氏の妻で、夫に裏切られた怒りの根拠はちゃんとあるんだと。
それが名誉毀損にあたるなどと当時は全く考えていなかったし知らなかった。どこか名誉毀損にあたるとすれば、それはどこなのか、どうしてなのかと逆に質問する勢いです。
もともとお金には困っていないし、離婚成立後、世間から忘れられている状況のほうが面白くないと思っているようにも見えたくらい。泥沼バトル第3弾、堂々と受けて立つつもりだと思います」
再びゴングが鳴った元夫婦の壮絶バトル。好餌を得たワイドショーなど芸能マスコミは欣喜雀躍だろう。
[via:中日新聞]
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/230026
民事と刑事の名誉毀損はどう違う?
民事というのは、当事者の間での紛争解決のことを指し、名誉毀損に関して分かりやすくいえば、『慰謝料を払え』がこれに当たります。
刑事というのは、警察の捜査から有罪判決までの一連の流れを指し、『罪を償え』、つまり犯罪者として処罰するというのがこれに当たります。
このように、民事と刑事ではそもそも目的とするところが違っており、追及の主体も異なっています。
民事は当事者が請求していく必要がありますが、刑事では警察が捜査し、検察が訴追する必要があり、一応、被害者参加制度などはありますが、被害者は手続きに直接関与するわけではありません。
また、名誉毀損罪は『親告罪』とされており、告訴がなければ起訴することができません。
告訴とは、捜査機関に対して犯罪事実を申告し、犯人の処罰を求める意思表示のことで、犯人の処罰を求める意思表示の有無という点で、被害届とは異なります」
[via:https://www.bengo4.com/internet/n_7951/ ]