手入れが楽で、手頃な値段で買えるため、金魚は今も昔もペットとして人気があります。今の時期、子供たちが夏祭りでゲットした金魚を飼っているという人も多いですよね。
今回は、金魚にまつわる仰天ニュースがオーストラリア、ブリスベンから届きました。
9月初旬、ブリスベンの動物病院”Brisbane Bird and Exotics Veterinary Services”を、病院ではあまり見かけることがない患者さんが訪れていました。
それは、金魚、です!

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金魚を連れて動物病院を訪れていたのはEmma Marshさん、21才。彼女が12ドル(9月12日現在の為替レートで換算すると約930円)で買ったランチュウ(名前はConker)が、誤って金魚鉢の底に敷いてあった小石を飲み込んでしまったというのです。
獣医が診断してみると・・・

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喉の奥にすっぽりと小石がはまっているようでした。
まず、獣医は水に麻酔薬を加え、金魚を眠らせることから施術はスタートしました。
眠ったところで、口を開け小石の場所をしっかり確認。

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先の細いピンセットのような道具を使い、喉から小石を引っ張り出す作業。
まるで手術!

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小石を掴むことに成功。ゆっくりと慎重に引きだす作業が続きました。

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殆ど口から小石が出てきました。
取ったど~

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13グラムしかない金魚の体からすると、結構な大きさの石でした。
後遺症なく回復

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きれいな水に移動して、経過観察のためひと晩入院。そして翌日には後遺症も見られず(笑い)、退院したそうです。
動物病院から請求された医療費は・・・
なんと
500ドル!(9月12日の為替レートで換算すると約38,760円)
さて、この額が高いかどうかは、みなさんの判断にお任せします。
意外にも病院のFacebookに投稿されたコメントは好意的なものばかり。
良くやりました!
ありがとう!
どんな小さな生き物でも、命は命。助けてくださってありがとう。
すばらしい飼い主さんと、すばらし獣医さん!
すごく良い話をありがとう。
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あっという間にこのニュースは、アメリカやイギリスでも拡散され、今や世界中で話題になっています。
ランチュウのConkerは、本人(本魚?)も知らない間に、世界一有名な金魚になってしまいました。優しいEmmaさんのもとで長生きしますように!