Naitter【泣いた】

がんを引き起こす食事、がんを治す食事とは?

がんを引き起こす食事、がんを治す食事とは?

がんを引き起こす食事、がんを治す食事とは?


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1998年に、メタボリックシンドロームという言葉がWHOに定義されてから、「メタボ」という言葉は日常的に使われている。「メタボ」というと、肥満とそれに関わる糖尿病や高脂血症・高血圧などのイメージがあるだろう。

ただし、食生活とメタボはそれだけではなく、ガンや呼吸器疾患などさまざまな病気と関連しているという報告は多い。

今回は、2016年のアメリカ泌尿器学会の年次学会で発表のあった報告をまとめてみる。

前立腺がんには糖質制限食の治療が効果的?

前立腺がんへのアンドロゲン(男性ホルモン)除去治療は、前立腺がん細胞の増殖を抑制するための一般的な治療法である。ただし、この治療では体重増加・体脂肪増加・糖尿病・骨粗しょう症などのリスクが上がるという報告がある。

この治療を行っている患者を2つのグループに分け、糖質制限食と通常食を食べてもらったところ、糖質制限グループでは通常食グループに比べてインスリン感受性が改善し、体重や体脂肪が減少していた。

また、骨粗しょう症の予防も期待できるという結果が得られた。

肥満・高血圧・喫煙をやめることは腎細胞がんのリスクを減らす

腎細胞がん患者の15万人のカルテをさかのぼり、その患者のデータを確認したところ、腎細胞がんは年齢・性別・BMI・糖尿病・高血圧・喫煙がリスク要因であることが分かった。

肥満・高血圧・喫煙は腎細胞がんのリスクを減らすために積極的介入すべき要因であると考えられる。

夜間頻尿に関する食事様式との関連

夜間頻尿は中年で非常によくある問題で、40~59歳のアメリカ人の20%が悩んでいるという。夜間にトイレのために何度も目が覚めることは、脳や体が十分に休まらず、朝起きた時の不快感や日中の眠気だけでなく、ガンなどの病気にもつながる

40歳以上の男女のデータを使って、夜間頻尿のリスク要因の調査を行った。その結果、家庭の収入・食事の質・食費が夜間頻尿の予測因子になっていた。

食費の中でも、健康的で栄養のある食事にお金をかけているグループでは夜間頻尿のリスクが少なく、栄養の質の悪い食事にお金をかけているとリスクが高くなった

研究者は安くても健康的な食生活が夜間頻尿のリスクを減らすという結論に至っている(※1)。

下部尿路症状・性機能と減量手術

肥満や糖尿病の治療法の一つに減量手術というものがある。これは、食物摂取量を減らすことや、吸収を悪くすることを目的とした胃腸の手術であり、米国では年間21万件以上がこの手術を受けていると言われている(※2)。

この手術前と手術後で、国際前立腺症状スコアと、国際勃起スコアを比較したところ、どちらも改善が見られた(※1)。

1回の学会でもこれだけの報告が上がっている。

健康的な食生活と肥満の抑制は、泌尿器の病気を防ぐだけでなく、夜間頻尿や性機能を改善するなど中年以降の健全な生活を助けてくれるのだ。「食」と「メタボ」と泌尿器の健康は密接にかかわっているのである。


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