Naitter【泣いた】

【熊本地震】熊本出身・武田真一アナ、NHKでの最後の言葉が泣けると話題

【熊本地震】熊本出身・武田真一アナ、NHKでの最後の言葉が泣けると話題

【熊本地震】熊本出身・武田真一アナ、NHKでの最後の言葉が泣けると話題


 

「お子さんを抱きしめてあげて」「まだお風呂に入っていない皆さん、もうしばらくお待ちを」-。熊本地震から2週間以上。NHKの災害報道で、アナウンサーが被災者を励ます呼びかけが目立っている。

従来はニュース原稿を冷静に読むことのみがNHKアナの鉄則だったが、東日本大震災の教訓を生かし、災害時には防災・減災に向けた“刺さる”アナウンスを意識しているようだ。

「多くの地域でお風呂に入れるようになっていますので、まだお風呂に入っていない皆さんも、もうしばらくお待ちください」

4月28日夜のNHKラジオニュース。ガスの復旧状況を伝えたアナウンサーは、まだ復旧が進んでいない被災者にも目を配らせた。

熊本出身・武田アナ「胸が締め付けられる」

こうしたアナウンサーによる励ましは、地震発生直後から繰り返されている。「本震」のあった16日夜には、総合テレビの「ニュース7」終盤で、高瀬耕造アナウンサーが被災者に向けてこう語りかけた。

「避難所にいる皆さん、不安や緊張で疲労やストレスがたまっていると思います。じっと我慢している高齢者の方がいます。声をかけてあげてください。そして、何度も怖い思いをしている小さなお子さんがいます。どうぞ手をにぎってあげてください。抱きしめてあげてください。子供がいることで気を使って避難所の中に入れず、つらい思いをしているお母さんやお父さんもいます。どうぞこの夜を、みなさんで助け合って過ごしてください」

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ニュースを見ていた都内の主婦(48)は「びっくりした。ニュースのアナウンサーがここまで言及してくれたのを初めて聞いた。胸を打たれた」と話す。

さらに、その後の「NHKスペシャル」では、熊本市出身の武田真一アナが出演し、「熊本県は私のふるさとです。家族や親戚(しんせき)、たくさんの友人がいます。そのふるさとで多くの方が犠牲になり、そして多くの方々が絶え間なく続く地震におびえながら、また今夜も明かりのない夜を迎えることを思いますと、胸が締め付けられます」と心情を吐露。

番組の最後には、「被災地のみなさん、そして私と同じように、ふるさとの人たちを思っている全国のみなさん、不安だと思いますけれども、力を合わせて、この夜を乗り切りましょう。この災害を乗り越えましょう」と呼びかけた。

NHKによると、こうした励ましの表現は、現地の状況を考慮した上で、アナウンス室内で相談して練り上げられたものという。アナウンス室の田村泰崇副部長は「ただニュース原稿を読むだけでなく、災害時には、アナウンサーが個人としてメッセージを伝えることに意味があると思った。特にラジオでは、意識して励ましの言葉を増やすようにしている」と明かす。

励まし以外にも、熊本地震では避難時の細かい注意の呼びかけが目立っている。発生直後には多数の停電が出たため、「阪神淡路大震災では停電から復旧した際にショートするなどして火災が広がった」として、「避難時にはブレーカーを落としてください」と強調。車の中で寝泊まりする多数の避難者が確認されて以降は、「数時間に一度は車外に出て、体を動かしましょう」などとエコノミークラス症候群への注意喚起も行った。

NHKが災害報道でアナウンサーによる励ましや呼びかけを強化したきっかけは、5年前の東日本大震災。震災後、大津波警報発令時には「東日本大震災を思い出してください」と切迫した口調で呼びかけるようにした。NHK幹部は「避難の必要性をより効果的に伝えられていれば、救える命があったのではないか」と振り返る。

もっとも、災害の種類や規模によって、避難時などの注意点は異なる。NHKは訓練や研修を通じて災害に応じた呼びかけ文案を蓄積し、その都度、適切な呼びかけを採用しているという。

田村副部長は「震災以降、『気象庁は注意を呼びかけています』といった原稿だけではなく、アナウンサーが直接、『警戒してください』と責任を持って伝えることに重きを置くようになった」と説明する。


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